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「うっうー! 春香さーん、何食べてるんですか?」
「やよい、おはよう。ちょっと寝不足だったから」
「? これ、なんですか?」
「フリスク。黒いケースが好きじゃなかったから中身だけ移しちゃったんだけど、これじゃ確かになんだか分からないね」
「へー。これ、食べると眠気覚めるんですか?」
「…うーん、人によるかな。やよい、食べてみる?」
「え、いいんですか!?」
「そんなもの欲しそうな顔して何言ってるの。さあたーんと召し上がれ。5粒くらい」
「で、でも、眠気覚ましってことは結構辛かったりしません?」
「全然辛くないよ。私いつも10粒くらい一気に食べるし。大丈夫大丈夫。ものは経験っていうじゃない」
「そ、そうですよね。じゃあ…ドキドキ…」
ぱくっ。

「――――私には、辛くないけどね」


みぎゃああああああああああああああああああああああああーーーーっ!!


では超蛇足「プロデューサーズ」です。
・この作品のコンセプト

「認められたい」

・BGM : Bump of Chicken 「花の名」

・内容について

実験的にスレットで2行飛ばしを採用した話。
この実験ののち、サイトに載っける話で場面転換するときは基本的に3行飛ばしになりました。

スレにブン投げた中では一番長い話。
しかも前半もの凄いいやなテンションでぶち切ってしまったのであそこで止まると後味が悪すぎるという。
言い訳をしますと、あそこからエンディング一直線だったんであそこで切る他なかったんです。大変申し訳ありません。

話の中身ですが、この話は結構強く流れのラインを意識して書きました。
「プロデューサー…律子」と「律子…アイドル」の2本のラインです。
前半「律子…アイドル」のラインが一区切りした後に「プロデューサー…律子」のラインを入れたのはそういう意図があってのことでした。
で、あんまりこういう事をばらしてしまうとマズイ気がしますが、
結局律子は前半でプロデューサーに頼りっきりなのです。
何かあるたびにプロデューサーの事を思い出しては「あの時どうしたっけ」と考えています。
実際のところ、後半で律子がプロデューサーとの思い出(=プロデューサーとのライン)を思い出さなくなったのは、病室で手帳を引き裂いてからですね。

…しかし考えてみれば手帳を素手で引き裂くとか人間技じゃねえな。ものすごい握力。

律子は非常に特異なキャラクターだと思います。
というのも、他のアイドルが「アイドルとして」活動を終え、一部の例外を除いて「アイドルとして」その後を歩んでいるのに対し、
律子はなんとこっち側(プロデューサー業)に足を踏み入れます。
本人的にも理由はたぶん「こっちの方が性に合ってる」からだと思いますが、このあたりに妄想を加えました。
「もし私がトップアイドルを作ったら、私のことを認めてくれますか」という部分です。

結局のところ律子が最後にプロデュース業を選んだのはそう思っていたからなのではないか。
他のアイドルがどちらかといえばプロデューサーを兄や恋人といった存在として認めてほしかったのに対し、
律子はプロデューサーに『対等』の人間(=プロデューサーと対等の次元に立つ存在)として認めて欲しかったのではないか。
もちろん兄貴分とか恋人的ポジションが対等ではないとは思いません。
が、律子はどちらかというとプロデューサーとの関係にそうではないものを望むのではないか―――そんな風に思います。
このあたりは妄想。サイト名に恥じない内面垂れ流しであります。

なので、律子はもー頑張ります。前半とか余裕の欠片もありません。
とにかく「プロデューサー」としてプロデューサーに追いつけ追い越せの勢いです。
が、じゃあ律子の立場をプロデューサーだとして、律子にプロデュースされる側の“アイドル”はどうでしょうか。
正直たまったもんじゃないと思います。
律子は言葉を悪くすれば完璧主義なので、それを押し付けられるアイドルとしてはいかがなものだろうかと。
「だって、プロデューサーはかっこいいですもん。スタイルだっていいし歌だってうまいし。わたしとは大違いだから」
というのは、もっとちゃんと私のことを見てくれ、というアイドルの皮肉たっぷりの非難です。

結局アイドルが怪我をすることで、律子は今まで自分が焦りに焦っていて周りをちっとも見ていなかったということに気づかされるわけですが、
このあたりで律子は過去に縋るのをやめます。
手帳を引きちぎる部分にはそういった意味を込めました。
ただやっぱり心の奥底には「自分がアイドルを作れたら」という部分はあって、
それが完璧にひっくり返されるのがプルタブの話です。

こいつは自分じゃないんだ、というあれですな。

ここまでならこの話のタイトル「プルタブ」でもいいじゃんと思われる気がしますが、
どうしても書きたかったのが最後に律子とプロデューサー(つまり、これが「プロデューサーズ」です)が並んで舞台袖に立つシーンです。
この時点で律子的にはもう自分のことなんかどうでもよくて、ただ自分を育てたプロデューサーに自分が見てきたアイドルを認めて欲しかっただけなんですが、
舞台袖でプロデューサーが拍手をしながら「すげえな、お前ら」と言ったことで律子自身も救われます。
このセリフは一晩かけて考えました。

律子自身、このセリフでアイドルだけではなく自分も認められたと思ったのではないでしょうか。
私自身もSSを書いていて、1ヶ月くらい構想して1日2日ぶっ続けで書いたSSを認められた(レスがついたり拍手してもらった)時の達成感は筆舌に尽くしがたいものがあります。
というわけでコメントください。



ただ、失敗したな~と思う部分ももちろんあって、
アイドルが律子のファンだった的な部分が最後にありますが、よくよく読み返すと別に「アイドルが律子のファンだった」という描写がこの話にはありません。
いやもちろんこの話はあくまで律子の話であってアイドルの就業前を書くことはできないんですが、
前半のほうに失望した感じのエピソードを入れといてもよかったのかなあと今更思います。
まさしく超蛇足。後書きの極み。

「プロデューサーズ」の超蛇足はこんな感じです。
あと、個人的には律っちゃん超書きやすいです。だから「M☆H」ではあんな扱いに…。
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2009.05.17 Sun l 超蛇足 l コメント (0) トラックバック (0) l top

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