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「…やっ、やよいちゃああん」
「ふにゃ? どうしたんですか雪歩さん」
「ど、どうして事務所に犬がいるのぉぉ?」
「あ、あの、あはは、これには海よりも高くて山よりも深い理由がですね」
「た、たぶん逆だよねそれ。で、その理由って何?」
「…あの、話しますから、雪歩さん下りません? 本棚の上って危ないですよ」
「だ、だってぇぇ、下りたら近寄ってくるんだもん」
「あー…あの子すっごく雪歩さんのこと好きみたいですよ。さっきまで写真ぺろぺろしてましたから」
「〒★§¶〇Μη€!!」
「あーっ! 雪歩さん!! ダメーっ!! そこで倒れちゃダメーっ!!!」



では本日の超蛇足は「ロストワン」です。
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2009.06.07 Sun l 超蛇足 l コメント (0) トラックバック (0) l top
「うっうー! 春香さーん、何食べてるんですか?」
「やよい、おはよう。ちょっと寝不足だったから」
「? これ、なんですか?」
「フリスク。黒いケースが好きじゃなかったから中身だけ移しちゃったんだけど、これじゃ確かになんだか分からないね」
「へー。これ、食べると眠気覚めるんですか?」
「…うーん、人によるかな。やよい、食べてみる?」
「え、いいんですか!?」
「そんなもの欲しそうな顔して何言ってるの。さあたーんと召し上がれ。5粒くらい」
「で、でも、眠気覚ましってことは結構辛かったりしません?」
「全然辛くないよ。私いつも10粒くらい一気に食べるし。大丈夫大丈夫。ものは経験っていうじゃない」
「そ、そうですよね。じゃあ…ドキドキ…」
ぱくっ。

「――――私には、辛くないけどね」


みぎゃああああああああああああああああああああああああーーーーっ!!


では超蛇足「プロデューサーズ」です。
2009.05.17 Sun l 超蛇足 l コメント (0) トラックバック (0) l top
「…なんで、ですか」
問いかけにプロデューサーはゆっくりと頭を振り、煙草を大理石の床にぼとりと落とした。
「全乳連の会長は世界の改変を望んでる。俺はそこに夢を見た」
夢。
春香は思う。アイドルになってみんなに夢を見せたい―――そう思ってプロデューサーと共に駆け回っていたのは、はたして何年前の出来事だったのか。
もう何十年も昔の事のようにも思えたし、昨日の出来事だったような気もする。
今だって鮮明に思い出せる、「春香の歌は夢が詰まっているな」と話してくれた時のプロデューサーのあの笑顔。
あの時と変わらない笑顔を浮かべたプロデューサーは今、敵として春香の目の前に立っている。
「―――千早ちゃんは、どこにいるんですか」
「分からなかったら、ここに来てないよな」
「この上、ですよね」
プロデューサーは黙って一度だけ頷いた。だろうと思う―――律子のレーダーの精度にはこの間やよいの場所を探し当てるときに随分役立ってくれている。千早が765タワーの最上階でミサイルのスイッチのボタンに手をかけているのはもはや疑いようはなかった。
「…プロデューサーさんだって分かってますよね? ミサイルに充てんされてるBSTウィルスが散布されちゃったら、みんな貧乳になっちゃうんですよ。みんな、みんなじゃなくなっちゃうんですよ」
「言ったろ、俺はそれに夢を見てる」
「…」
―――もう、プロデューサーをプロデューサーと思わない方がいいわ。
出立の前に律子から受けた助言が、脳みその裏側から蘇った。
春香は春香だから良い、そう言ってくれたプロデューサーは、もう、どこにもいないのだろうか。
「私は、千早ちゃんを止めます。プロデューサーさん、ここを通してください」
「ダメだって言ったら?」
瞬間、春香は両の腕を交差させ、脇下に手を突っ込んでグリップを握り、ホルダーから抜きざまに右のシグの撃鉄を下ろした。ドン、という湿った火薬音が無意味なまでに広い大理石の玄関ホールに響き渡り、音が鳴りやむ頃にはプロデューサーのすぐ横の柱が円状に抉れていた。
「―――次は、当てます。たとえプロデューサーさんでも」
「…せっかちなのは相変わらずか。出来ればお前を傷付けたくはなかったんだけどな」
そういうと、プロデューサーはポケットからゆるりと手を引き抜き、ゴム仕掛けのスリットを起動させてスーツの両袖から一対のガバメントを出現させる。

―――春香が、プロデューサーの事を好きだったのは知ってる。

「俺は俺の夢のために、お前をここで止める。千早がミサイルを撃つまであと30分だ」
ゆっくりと、本当にゆっくりとプロデューサーは春香に向けて半身を晒した。後ろに回した左の腕は胸前に緩く持ち上げられ、春香に向って緩く伸びる右の手には春香に向けてコルトの冷たい銃口を向けている。
あの構えを、春香は知っている。

―――でもね、春香、

「千早を止めたければ、30分以内で俺を倒せ」
プロデューサーの左足がじり、と大理石の床を捉えた。左足の踵を上げて急な加速を可能にするあの足運びを、春香は覚えている。
「お前に銃を教えたのは俺だ。そうだな」
「はい」
そこで、プロデューサーの瞳に場に似合わないほどの穏やかな光が生まれた。
「俺を、超えるか?」

―――春香のプロデューサーは死んだの。あなたがどんなに望んでも、それだけは動かない事実なのよ。

「―――行きます」

春香の足が、右に飛ぶ。




…という夢を見たんだ。
2009.04.21 Tue l 超蛇足 l コメント (0) トラックバック (0) l top
こんにちは私です。

実は昨日卒業式でした。
晴れの日に雨ってなにさ…orz

「ロストワン」ですが、もう明らかに3月中に終わるの無理です。
本当にありがとうございました。
やっぱりもうちょっと書きだめてから連載開始すればよかった…。

では、今日の超蛇足は「ログ」です。
2009.03.26 Thu l 超蛇足 l コメント (0) トラックバック (0) l top
「…何よこれ。男梅タブレット?」
「おお。なんだか社長が食ってたから袋ごと奪っ…貰ってきた。食ってみる?」
「いらない。酸っぱそうだし」
「あーそーかそーかいおりんはすっぱいのだめかーまーそりゃー果汁100%ジュースなんて甘いもんなー」
「なっ…! ば、馬鹿にしないでよ! 食べられるわよそのくらい!」
「いやー馬鹿になんてしてないよーただいおりんは食べられないんでしょ酸っぱいのは」
「食べられるって言ってるでしょ!? いいわ、私がその袋の中身全部食べられたらジュース買ってきなさいよ」
「おーいいとも。いくらでも買ってきてやるよ」
「ダースでね」
「箱!? 重くないそれ!?」
「馬鹿にはいい薬でしょ。じゃあ食べるから貸しなさいそれ」
「あ、前もって言っとくけど残り結構多い…! あー!! ザーッといったザーッと!! んでごりごり食ってらっしゃる!」
「…ごくん」
「飲んだっ…!!」
「…んーっ!! んんーーっ!!」
「わーっ、そんないっぺんに飲み込もうとするからだっ! ほらお茶! 背中摩った方がいいのか!?」



では本日の超蛇足は「夢のバトン」です。
2009.03.11 Wed l 超蛇足 l コメント (2) トラックバック (0) l top
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